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第一幕 契約の日
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昔々美雪の国がありました。
どこのお店も買い物は無料。
おいしいものもたくさんあります。
きれいな着物を着てすごし、
一年中が楽しいお祭りです。
ときどき美しい雪が降るので、
美雪の国と名付けられました。
でもこの国には、運命の日がありました。
人々が幸せに暮らせるのには、
こわい理由がありました。
悪魔と契約を結んでいたのです。
契約の日には
「綺麗な顔の小姐」を ひとり、
悪魔に差し出さなければなりません。
どうしよう。
「うちのお店の小姐は、みんな
きれいなのよ。」
しかたがありません。
公平に決めます。
「 しょうがないじゃん。 都好美
うちら みんなかわいいし。」
「 じゃんけん! ぽん!」
ゆうゆ がゆくことになりました。
「 いや~! 絶対いや。 真的!不行!
わたしは好きなお客さんがいるから。」
乙女の抵抗として、
「 顔を綺麗じゃなければいい!」
と、 塗り固めてしまいました。
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ドン!ドン!
さー 休憩だよー
ちょいと そこのおにいさん。
いきだねー。
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第二幕 機転
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せっかく決めたのに、
選ばれたゆうゆは、
綺麗でなくなってしまいました。
どうしよう。
あー おなか痛い。
そうだ!!
悪魔は目が悪かった。
前にきたとき、私よりお客さんの方が
綺麗て言って、連れてったっけ。
そうして、契約の日にはイカを顔にして
悪魔に食べてもらいました。
悪魔は、とても綺麗だと言って、
喜んでいました。
<おわり>
なるほど~
それで、このブログでは顔がよく出てくるんだー
今頃わかったの?
これは試験に出ますから。