うえのほうを見たんです。
見上げたもんだよ。
そうしたら、なんかがさー と 動いたような気がしました。
森の妖精。
ようせいやい。
かさかさ て
聞こえたのは私だけ?
赤い帽子 黄色い帽子。
そう きっと こびですね。
小人の木。
恋人同士かもしれない。
恋人の木に小人の恋人がいたんです。
こびとのこいびとも、こいびとどうしなら恋人の木にいてもおかしくはありません。
こんなに綺麗な恋人の木は、今年だけではないでしょう?
去年もおとついも。
来年もあさっても。
きっとあります。
気付かなかったのは、恋人の邪魔をしたらダメって。
森の妖精に要請されたのかもしれません。
so beautiful. けやきの紅葉